8月17日の「報道ステーション」をなんとなく見ていたら
女性刑務所を取り上げていて、やや興味を持った。
福島刑務所の敷地内に東北初の女性刑務所「福島刑務支所で
最大500名収監できるらしい。
男性受刑者と大きく違う点はカンタンな洗濯ができるように
深めの流しがあること、そして壁に大きめの鏡が付いている
ことだった。おそらく生理などについても細かな配慮がされて
いるに違いない。
じぶんは男のため、よくわかるのだが、男の体と思考はつくづく
単純だなと思う。
受刑者同士でもめることはもちろんあるが、女性は食事量の
多いか少ないかであるのに、男性の方は一番風呂と紹介されて
すごく腑に落ちた。
腑に落ちたのは
「目線」であり「テリトリー意識」の違いだ。
女性は食事の時にじぶんの器や皿が多いか少ないかを比べる。
目の届く範囲は両隣や向かい合って座っている人間でせいぜい
5~6人、多くても10人程度だ。その中で比較してじぶんが
不当な扱いをされていないかどうかをチェックする。
そこで面白いと思ったのは、配膳された、じぶんの目の前に置か
れた食事の器や皿を近くの人間と必ず交換して食べるという点だ
った。どうしても力関係が生まれて強い者弱い者に分かれてしま
うからだという。食べる直前になって交換すれば、仮に監視の目
を逃れてじぶんだけごはんやおかずを多めにキープできたとして
も、無駄になってしまう。
女性は常ににじぶんの周辺に目を配り、その中での活動を重視
する。男性受刑者の一番風呂は全体の中のじぶんの順位を気に
する。フラット型とピラミッド型ときれいな対比となっている。
ピラミッド型モデルは時代遅れで古い古いと言い続けられてきて
るけど、なかなか男の中で壊すには強固なシステムかもしれない。
あ、hagudabuは苦手というか嫌いです。はい。